冠婚葬祭マナーの起源

冠婚葬祭のマナーの数々は今では誰もが『一般常識』と考えますが、その冠婚葬祭のマナーの起源はどのようなものなのでしょうか。
もともと日本の礼儀作法の起源は、聖徳太子の『冠位十二階』や『十七条の憲法』であるといわれています。
貴族社会の秩序を維持するため、宮中にまつわる伝統的な行事・儀式などを複雑にし、その分野に精通した職位を設け、武士の統治のため『有職故実(ゆうそくこじつ)』が出来ました。
江戸時代になると、身分制度(士農工商)の維持のため、町民の世界でも礼儀が尊ばれることになります。家長制度が確立し、男尊女卑の社会通念が形成されたのはこの頃です。
そして婚礼、葬儀、年中行事に至る『冠婚葬祭』等の生活全般に様々な作法が決められました。
これが冠婚葬祭マナーの起源と言われています。

冠婚葬祭のマナー 礼状の書き方

冠婚葬祭に限らず、日常生活の中でお祝いやお見舞い等をいただいたとき、お礼を述べるのがマナーの基本です。
きちんとお礼をする場合、電話はあくまで略式であり、礼状を送るのが正式なお礼の方法といえます。
基本的に、品物等をいただいた場合には冠婚葬祭マナーとしてなるべく早く礼状を出します。礼状にはお礼だけではなく、贈り物がちゃんと届いたという報告の意味も含まれています。礼状の書き方として、青か黒のインクのボールペンでも構いませんが、本来は万年筆や毛筆で書くのが正式なのだそうです。
形式は縦書きが基本ですが、親しい人には横書きでも良いでしょう。
便せんと封筒は白が基本ですが、慶弔の場合以外には淡い色合いのものでも良いでしょう。
また慶弔など改まった場合や他人に読まれると困る内容的でなければ、ハガキで出しても構いません。
内容についてですが、まず時候の挨拶を書きます。
送り主にお礼の気持ちを書き、相手が個人の場合贈り主の家族に、相手が法人の場合その仕事の関係者にもお礼を述べると冠婚葬祭のマナーとしてはより良いといえるでしょう。
文末に「ひとことお礼のみ」「お礼まで」と付け加えます。
それから、封筒をセロハンテープでとめるのは冠婚葬祭マナー違反ですので、きちんと糊付けをしましょう。

結婚式でのテーブルマナー(ナプキンの扱い方)

結婚式における披露宴など会食の席で、ナプキンが用意されている場合が多いものでが、扱い方はご存知でしょうか。
冠婚葬祭マナーとしてナプキンの扱い方も頭に入れておきましょう。
通常の会食ではワインが注がれるときにナプキンをとりますが、結婚式など立って乾杯をする席では、乾杯の後に主賓が広げた後にナプキンを手に取るのがよいでしょう。
ナプキンを二つ折りにし、輪になったほうをお腹の方へして膝に置くのが冠婚葬祭のマナーとして正しいのであり、全部広げたまま膝には乗せません。
口を拭くときは、ナプキンの内側の右隅で拭くと汚れが表にならないので目立ちません。
また、ナプキンを使わずに自分のハンカチやティッシュなどを使用するとかえって失礼にあたるので、遠慮せずにこまめに使いましょう。
中座するときにはナプキンをたたんで椅子の上に置いておくか、椅子の背もたれ部分にかけておきます。
食事が終わったらナプキンをテーブルに置きます。
そのときあまりきれいにたたむとお料理やサービスが気に入らなかったという意味になってしまいます。
かといってだらしなく置くのは結婚式では冠婚葬祭マナーとして相応しくありませんので、軽くたたんで置くのが良いでしょう。

冠婚葬祭のマナー 出産後のお宮参りについて

お宮参り出産を祝う行事の一つです。
冠婚葬祭マナーとしてお宮参りについて知っておきましょう。
お宮参りは出産後1ヵ月頃に、土地の守り神に赤ちゃんの誕生を報告し、健康と長寿を祈る儀式です。
正式には男の子は生後31、32日目、女の子は生後32、33日目がよいといわれていますが、実際には冠婚葬祭マナー上でもそこまでこだわる必要もなく、天候の良い日や休日等の都合に合わせて問題ありません。また、夏の暑い時期や冬の寒さの厳しい時期に無理に行うこともありませんので、赤ちゃんと出産後の母親の体調と健康を考えて決めましょう。
正式には父方の祖母が赤ちゃんを抱きますが、現在は両親と赤ちゃんだけで3人でお参りをすることも多いようです。
衣装は妻の実家から贈り、男の子はのし目模様の羽二重の紋付を身につけ、女の子は友禅模様のちりめんの祝い着を身につけるのが本格的と言えますが、最近ではベビードレスにケープを付けるのも人気です。
祖父母や両親は小紋や訪問着、もしくはワンピースやスーツなど冠婚葬祭マナーとしてバランスがとれているものを身につけます。
神社でお祓いを受け祝詞を上げてもらいますが、お参りするだけでもでもかまいません。
お祓いを受ける場合は紅白で蝶結びの水引でのしのない祝儀袋に「御玉串料」「御初穂料」と書き、3千円〜1万円くらいを目安に用意しましょう。

冠婚葬祭のマナー 出産後のお七夜について

冠婚葬祭マナーとしてお七夜について知っておきましょう。
お七夜とは出産から七日目の夜に7日目の夜に名前を決め、名前を披露すると共に赤ちゃんの健やかな成長を祈るお祝い事です。出産後のお七夜では命名書に名前と生年月日を書いて神棚に飾りますが、神棚がなければ赤ちゃんの枕もとの壁やベビーベッドなどに貼っても冠婚葬祭マナー上では構いません。
正式には奉書紙または半紙を横二つ折りにし、縦3等分で左右から折りたためるよう折り目をつけて開いたものに毛筆で書きますが、略式であれば市販の命名用紙に毛筆やペンで書いたりパソコン等で印刷しても良いでしょう。命名書は約1ヶ月間飾っておき、その後は記念にとっておいてあげましょう。
赤飯、尾頭付きの鯛、昆布などのお祝い膳で祝います。
最近では母子の出産後の退院祝いと兼ね、両家の両親と共に、もしくは夫婦だけで祝うことが多いようですが、呼ばれたときの手土産としては花やお菓子、お酒などか、「御酒肴料」として現金を包んでも良いでしょう。
また冠婚葬祭マナーとしてお祝いをいただいた場合でも祝い膳がお返しとなるため、お返しは不要です。

冠婚葬祭のマナー 出産前の帯祝いについて

出産前の妊娠5ヶ月目の戌の日にするお祝いが帯祝いです。
このお祝いについて冠婚葬祭マナーを知っておきましょう。まず帯祝いとは、妊婦が出産前に安産を祈り岩田帯を腹部に着けるお祝いです。妊娠5ヶ月に入ると胎児が順調に成長し流産の心配も少なくなります。この時期の戌の日に行いますが、現在では冠婚葬祭マナーとして特に戌の日にこだわらなくても良いとされています。
岩田帯は紅白の絹でできた帯で、これに白木綿1反を添えて奉書で包み、水引は紅白の蝶結びとしのしを付け、表書きを「寿」「祝い帯」とし妊婦の実家から贈るのが冠婚葬祭マナーとしては正式です。
現在ではガードルタイプのものやコルセット式のもの、伸縮性があるものなどもあるので、出産前の妊婦の体にとって使いやすいものを贈りましょう。
病院で腹帯の巻き方を教わり、両家の両親と共に祝い膳を囲むなどし、帯は夫に巻いてもらい、安産を願って近くの神社にお参りします。
指導を受けた病院には5千円程度のご祝儀を「御礼」「御祝儀」という形で渡すと良いでしょう。

冠婚葬祭のマナー 病気見舞いの見舞い金・見舞い品目安金額について

病気見舞いの場合の見舞い金に関しては目安があり、また見舞い品に関しても冠婚葬祭マナーがありますので知っておきましょう。
見舞金の目安ですが、まず冠婚葬祭マナーとして金額は4と9のつく数字を避けます。相手が親戚や兄弟姉妹の場合は5千円〜1万円程度、友人や知人の場合は3千〜5千円の見舞金を目安にしましょう。 お見舞い品として花を持参する場合、色が派手すぎるものや香りが強すぎるもの、毒性のあるものは避けましょう。また、鉢植えは根付くといわれ避けられています。
不吉とされている4・9・13などの本数で贈ることも冠婚葬祭マナーとして不適切です。病状によって食事制限等もあるかと思いますので、果物やお菓子などは家族にあらかじめ聞いてから日もちがするものを贈るのがよいでしょう。

冠婚葬祭のマナー 病気見舞いのときの心得

友人や身内が病気になった場合のお見舞いに関しての冠婚葬祭マナーについて知っておきましょう。
まず病気見舞いの際に考えるべきことは相手の病状、環境についてです。
冠婚葬祭マナーとして良いタイミングは入院早々や手術の直前・直後ではなく、病状が落ち着いて回復に向かい始めた頃ですが、病状や本人の意向によりお見舞いを遠慮することも思いやりです。家族に体調や病気の状況を聞き、訪ねてもよいか判断してから伺いましょう。大勢で訪ねることや小さい子どもを連れていくことも冠婚葬祭マナーとしては相応しくありません。また、病院の面会時間を守り、大声で話すようなマナー違反をしないように心がけましょう。病状などをしつこく聞いたり、仕事や遊びの話題などをしたりすることも相手に不愉快な思いをさせることになりますので気をつけましょう。
また、服装は派手なものや黒い服は冠婚葬祭マナーとして控えるべきです。
強い香りの香水等も控えるようにしましょう。

冠婚葬祭のマナー 還暦の由来

長寿のお祝いの代表である還暦について冠婚葬祭マナーとして知っておきましょう。
還暦祝いは冠婚葬祭のマナー上では通常60歳の誕生日のときにお祝いされます。還暦とは、満60年で六十干支が一周し、生まれた年の干支に還る、つまり「暦が還る」ことに由来しています。
六十干支というのは、中国の陰陽五行説にもとづいて五行の陽の気を表す『兄(え)』と陰の気を表す『弟(と)』にあてはめて十干とし、それを順番ずつ十二支に割り当てて60個の組み合わせを作ったものです。冠婚葬祭マナー的なものも含めて、赤ちゃんに還るという意味と赤い色は魔よけの色ということから、赤い頭巾と赤いちゃんちゃんこを着せてお祝いをしたり、赤い座布団等赤いものを贈ったりして祝う風習も現在まで残っています。
しかしながら現在では還暦といってもまだまだ現役であるとされているため、あまり大げさすぎずにお祝いすることが多いようです。

冠婚葬祭のマナー 七五三のお参り時のマナー

子供の祝い事七五三のお参りをするときの冠婚葬祭マナーについてお話しします。
まず、七五三で参拝する神社ですがこの時期混み合うことが多いため、事前に連絡しておきます。
神社へ納める謝礼金はおおよそ三千円〜一万円程度で、祝儀袋の水引は紅白の蝶結びとし、表書きは『御初穂料』や『御玉串料』とし、子供の名前と年齢を書きます。このとき白封筒でも構わないとされています。晴れ着は七五三においてとても重要な意味を持っています。
派手なものを選ぶのではなく、子供に自分の年齢を自覚させるような年齢に相応しいものを選びましょう。
親の服装の冠婚葬祭マナーについて、父親はダークスーツなど、母親はセミアフタヌーンドレス等でフォーマル感を出し、子供に親との一体感を感じさせます。
お参りの仕方は基本的に一般の神社と同じです。
入口にある「手水舎(てみずや)」で手を清め、口をすすぎます。
社殿に進みおさい銭をあげ、静かに鈴を鳴らし柏手を打ちます。
やり方は礼を2回、拍手を2回し、手をあわせて祈願し礼を1回します。
「二礼、二拍手、一礼」と覚えます。
この機会に冠婚葬祭マナーとして子供に覚えてもらうのも良いでしょう。
お参りの後は子供の年齢の数だけ入った千歳飴を持って祖父母やお世話になっている親しい方に挨拶に行きましょう。

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